ARTIST 3.

刺青の概念

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　入れ墨と・刺青（いれずみ）とは、針・刃物・骨片などで皮膚を刺突、切るなどして、そこに墨・煤・朱などの色素を入れ着色し、文様・文字・絵柄などを描く手法、および、その手法を使って描かれたもので日本の芸術ともいえるものであります。

　しかし、昨今、刺青=不良・反社会的な組織・マフィア等と勘違いを想像してしまう人々も少なくありません。実は刺青(TATOO)は医療に欠かせないものであるのも事実。皆さん「メディカル・アラート・タトゥー」という言葉を御存じでしょうか？　実はこれ、意識を失っている状態や、その緊急搬送時などの、自身の身体情報や病歴を伝達できない状況の想定下で、持病やアレルギーや、検視では判別が難しい内臓の異常を医療従事者などに迅速に知らせる目的のタトゥーのことで、脈拍を検べるときに発見しやすい手首の内側に入れる人が多く医療で認められた人の命を救う刺青(TATOO)なのです。

​　少しでも刺青に関する思想を違う視点から考えてみて、興味をもって頂けましたら幸いです。